コンビニ黎明期の大手チェーンでフランチャイズ制度の根幹に関わる

1988年、私が大手CVS企業に入社した頃は、コンビニエンスストアの黎明期。
まだ、店舗のバックヤードでハムを切ったり、サラダを作ったりしていた時代です。入社後は店長代行、店長、スーパーバイザー、エリアマネージャーを経験した後、営業企画・経営企画・開発企画とひと通りの業務に携わりました。特に開発企画では、新たなフランチャイズ契約を作る仕事に携わりました。
私たちの世代は、親会社である、大手チェーンストア創始者と関わることのできた最後の世代です。当時、その創始者と直接話ができる機会もあり、
仕事を通じて様々なものを得ることができました。

新しい時代の流れを感じたSPプランナー時代

大手CVS企業を退職した後、転職活動中に、ある企業の面接官(後から社長と判明(笑))から聞かされた企業ビジョンに感銘を受けて
セールスプロモーション(SP)の会社に転職。
この頃は、ちょうどマス広告から店頭プロモーションへと切り替わり始めた時代です。
数多くのセールスプロモーションを手掛ける中で、様々な経験と実績を積み重ねていきました。
その後、共同経営で会社を立ち上げましたが、新しい企業支援の形を目指して役員を退任。
LiNES(ラインズ)を立ち上げたのは、 その後の2008年のことでした。

「消費者と流通企業を変えたい」という想いから起業を決意

弊社代表インタビューはこちら

流通業界に長く身を置いた人間として業界を見ると、高度経済成長期のGMS(総合スーパーマーケット)は、メディアをうまく使いながら消費者を誘導してきたように感じます。
「いいものを安く売っている」という大義のもと、マス消費の正義を声高に叫んできたわけです。
そのため消費者も、「それで良い」と思いこんでしまったところがあります。
それが確かに必要だった時代もありました。しかし、いまはどうでしょう?
流通企業がある意味独占排他的な力を発揮している部分もある現在において、
消費者に商品選択の自由は狭くなってきたように思います。
こんなに商品はあふれているのに。
欲しいと思うものを適切に判断して購入できるようになって欲しい――。
マーケティングのチカラを通じて消費者を変えたい――。
そうした想いから、LiNES(ラインズ)を立ち上げました。
今後もLiNES(ラインズ)のビジョンをスタッフ全員で共有し、業務を通じて大きく社会に
貢献していきたいと考えております。

弊社代表インタビューはこちら